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ティラノサウルス 9

 

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to "Tyrannosaurus 9"
作品番号: 07-04041
制作年月日: 2007.04.04
ファイルサイズ: 25 X 57 cm / 350 dpi
画材: デジタルペイント
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[ ティラノサウルスの顔と歯 ]

 ティラノサウルスの顔の形は、絵によって随分違いがあるものだ。絶大な人気を誇る恐竜ゆえに、大なり小なり創作的要素を加えられていることが多く、さまざまな顔のティラノサウルスが「出現」することになる。この絵では、実際のティラノサウルスの形がどういうものであったのか、骨格から見極めようと努めた。
 大概の大型獣脚類の顔が皆、細かったり薄かったり華奢だったりする中で、ティラノサウルスの顔は掛け値なしにどっしりしている。余計な工夫をしなくても、骨格に従って正確に描いていくだけで、こういう堂々とした顔に出会える。

 ティラノサウルスといえば、誰もがずらりと並んだ恐ろしげな歯列を思い浮かべるだろう。上あごの歯の長さは最大30cm前後とされるが、その6割前後は頭骨の中に埋まり、実際に外から見える部分の長さは最大10cm強らしい。
 現代の代表的な肉食獣であるトラやライオンは、かなり強い黄色みを帯びた歯をしているようだ。野性的な健康色だ。そこからの連想で、この絵のティラノサウルスの歯も強く黄ばんだ色にしている。

【「寺越慶司の恐竜」(2007年) より. HP向けに一部補筆 】
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