ティラノサウルスと闘うトリケラトプス
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作品番号
: 06-12301
制作年月日
: 2006.12.30
ファイルサイズ
: 26 X 37 cm / 350 dpi
画材
:
デジタルペイント
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ティラノサウルス対トリケラトプスの構図はアトラクションの花形だ。ティラノサウルスの噛み跡があるトリケラトプスの頭骨も産出しているというから、これは実際にあったことらしい。
だが、動物は意味もなく闘わない。肉食恐竜は食べるために「襲う」のであり、草食恐竜は狙われた子どもや自分自身を「守る」ために身を挺して闘いを起こす。
闘いのスタンスが違うこれらの恐竜が、もし成獣同士で闘ったら、どんな展開になるのだろうか。
ニ足歩行でバランスを崩しやすいティラノサウルスの戦術は、おそらく相手の外を回りながら柔軟に首を動かし、一撃必殺を狙って噛みつくことであろう。強大な歯で急所を一噛みすれば簡単に相手を仕留めることができる。
その反面、四足歩行の動物ほど機敏に上体の向きを変えられないので接近戦は不利だろう。「頭突き」で相手の体を返せれば腹などを攻撃できるが、返すまでが難しそうだ。「蹴り」はバランスを崩すから使えない。
ティラノサウルスの最大の弱点は足だろう。2本足と尾でバランスを取っているだけに、片足の一部でも負傷したらカバーしようがない。フットワークが命なのだ。
一方、トリケラトプスの戦術は3本の角と大きなクチバシを有効に使うことだ。頭につけた角はサイのように突進しても効果を上げるし、激しく振り回すこともできる。木の皮も剥げるという鋭いクチバシは、ティラノサウルスの肉も削げるだろう。4本足で這いつくばる姿勢は安定しており、急所の首は頑丈なフリルが守る。
そして、いちばん狙いやすい足こそが相手の最大の急所なのだから、明らかにトリケラトプスに分がある。
ティラノサウルスの片足を
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回でも刺せれば、ほぼトリケラトプスの勝ちになるだろう。
狙うなら弱い子どもに限る、という肉食動物の鉄則は、ティラノサウルスにも当てはまるようだ。
【「寺越慶司の恐竜」(
2007
年) より.
HP
向けに一部補筆 】
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